俺的小説の書き方



というわけで今回の思想堂では誰にも聞かれたことがない、だから余計に腹が立つ、メイキングオブマイノベル、 小説の書き方を紹介しよう。

まず、小説と一口にいってもいくつかのジャンルに分かれる。

純文学。もはや死語になりつつある芸術性の高い、それゆえ世間受けしない類の文章。芥川賞はこっち。

大衆文学。一般向けのいわば娯楽小説。直木賞はこっちである。

で、うちの小説は言うまでもなく後者。まあ夢〜から娯楽的要素を徹底的に排除すれば純文学と言えなくもないが・・・

大衆文学といってもジャンルは幅広く、区分けも難しいがとりあえず俺が扱っているのは二つ。 創作小説(オリジナル)と二次創作(既にある作品のパロディ、或いは延長線上のもの)である、

まずはこのふたつのどちらを書くかを決めるわけだが、今回はオリジナルの書き方のほうを紹介しよう。

1、メインテーマを決める。例えばif〜なら主人公の能力から発展するさまざまな事件を大雑把にまとめて、 最終的に何を目指すかを決める(但し往々にして書いている途中に結末は変化していく)時代設定や世界観もこの段階で決める。

2、登場人物の性格を決める。細かいことは後回し・・・にするとえらいことになるので最低限年齢、職業、物語での役割 は決めておく。新キャラはその時のノリで適当に(もちろん収集がつかなくならない程度の適当さで)。

3、キャラクターの動かし方を頭の中で決める。本当は絵が描けたら一番良いのだが、残念ながら俺にはそのスキルはないので格闘 シーンの動きを決める程度。かけあい漫才も同時に構想を練っておく。

4、プロットを書く。これをやっておかないと自分で決めた設定なのに後になって忘れてて矛盾が起こったりするのでとても危険。 基本的に俺は初期のプロットと書いている文章を見比べながら作品を仕上げていきます。もちろんプロットも変化していきます。

5、実際に書き始める。この頃になると設定を決めておいたおかげでキャラが勝手に動いてくれるようになる。後は装備や 場所等を頭の中にあるストックや資料などから引っ張り出してきて場面を構成していく。とにかく仕上げなければいけないので 最初は大雑把場面だけをとらえてに書く。

6、ひととおり書き終わったところで頭から読んでみる。矛盾点があるととってもカッコ悪いので最低3回は読みなおさないとアップ しない。誤字脱字もここでチェック。それでも出る時はでるけど・・・その後に細かい精神描写や動き方の修正を加えて出来あがり。

まあだいたいはこんな感じです。・・・つまらんな。やはり各作品についてる設定資料集のほうがおもしろいような・・・要するに 変わったことは何一つやってないってことです。これを読めばどなたでも自分で小説が書ける!

イド:わけないじゃん・・・参考にもならないよ・・・
俺 :ぬな!?またおまえか!・・・いや、俺もそう思うんだけどさ・・・結局いかに多くの文章を読んでいるかと、書いているか。 これがポイントであって、「こう書けばおもしろい小説が書ける!」とかいうセオリーはないんだよね・・・
イド:それってこの文章の意味を否定しているような・・・
俺 :ひとつ言っておこう・・・商用、趣味を問わず文章を書くなんてもんは結局自己満足じゃ!それを読者がどうとるかまでは知った こっちゃないんだよ。
イド:とかいいつつ批判が読者の方から寄せられるとすぐに文体とか人物像とか変えるよね、君・・・
俺 :ええい、やかまし!誰も読んでくれない文章を書くほうが虚しいんじゃい!
イド:本日の実験・・・またも失敗。
俺 :おあとがよろしいようで・・・

そうそう、二次創作の場合は世界観を作ったりキャラを一から起こさなくていいから多少楽ですね。ただ、マイナーなものならともかく メジャーどころだとけっこう思いこみがあるので資料を大量に集めないといけないという金銭的リスクが・・・
それから俺の場合は少なくて2回、多いと6回くらい書きなおしたりします。編集がつかないぶんかなり自分に厳しく。 だから時間に余裕のない時はまったく書きません。・・・だから3ヶ月で一作品くらいのアップになってしまうのですが(言い訳)

では、今回はこのへんで。なるたけ小説もアップしますのでまたよろしく〜!